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早稲田大学商学部「グローバルな会計教育を重視」

早稲田大学商学部「グローバルな会計教育を重視」  1904年5月、日本の私学で初めての商学部を明治大学が設置しますが、同じ年の8月に開設された「早稲田大学大学部商科」が現在の商学部です。早稲田四尊の一人、天野為之が初代商科長に就任し、1920年に商学部となります。設立以来、実務の専門知識と学際的な幅広い教養を兼ね備えた人材の育成に力を入れており、実業界や財界のほか、政界、文芸、マスコミなどの分野にも多くの逸材を輩出しています。また、公認会計士や税理士などの国家試験合格者も毎年多く輩出しています。

学科制を採用しない商学部の教育体制は、商学に属する専門分野と履修目的の違いに応じた4つのコース「経営コース」「会計コース」「経済・産業コース」「商業・貿易・金融コース」に細分化されています。

このうち、経営コースは、企業経営や組織運営に必要な専門教育科目から構成されており、経営状態を数値で記録する財務会計を扱う会計コースと密接な関係にあります。また、経済・産業コースと商業・貿易・金融コースでは、グローバリゼーションに伴う世界経済の一体化を念頭に、経済資源の流通のしくみとそれに起因する経済的な課題について検証します。さらに、これらの専門コースだけでなく、専門分野以外の豊かな教養と国際的なコミュニケーション能力を高める総合科目も充実しており、学部全体として、国際的に通用する教養豊かな経営者や会計人としての基礎を習得させる体制が整っています。ちなみに、商学部は昔から早稲田大学の中でもゼミ教育が充実していると言われており、商学部の学生のゼミ履修率は、他学部のそれよりも高いとされています。
早稲田大学商学部「グローバルな会計教育を重視」  世界のグローバル化に対応する教育体制をさらに充実させるべく、商学部は、1年度を2つの学期に分けるセメスター制を採用しています。セメスター制では半年単位で授業が組まれているため、9月入学の海外の大学に留学しやすくなるほか、外国人留学生の受け入れが年2回可能となるため、グローバルユニバーシティを目指す早稲田大学にとって、メリットの大きい制度と言えます。なお、早稲田大学では、法学部や国際教養学部などでもセメスター制が導入されています。

商学部は、商学学術院に属しています。国際競争力を高める高度な大学院教育を重視する早稲田大学にあって、商学学術院は4つの大学院(商学研究科、商学研究科ビジネス専攻、ファイナンス研究科、会計研究科)を設置しており、各自の進路と目的に応じ、学部で習得した専門知識をさらに深める多彩な教育体制を築いています。大学院との連携でグローバルな会計教育に取り組む早稲田大学の商学部は、これからも日本を代表する商学部の一つとして、会計の知識と幅広い教養を駆使する国際的な人材を世に送り出すことでしょう。

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