新入生に向けてメッセージ!
〜社学生新人ワンダラーへの勧め〜
ご存知の通り、本年度の新入生から、社会科学部(以下、社学)では大幅なカリキュラム変更が行われます。セメスター制の導入(要は、授業を前期と後期で分けることです)、第二外国語の導入、昼間部への以降(授業が1限から行われるようになります)など、昨年度までとは大幅に変わります。以下で記すことは、過渡期にある社学で、3年間を過ごして私が感じたことなので、本年度以降も当てはまるのかは分かりません。そうした点を踏まえて、参考程度に読んでもらえればと思います。
まず、学生生活全般について。
パソコンは必需品です。科目登録はもちろんのこと、大学からの連絡もメールで来ますし、授業が始まれば、レポートに調べ物と、パソコンの出番はかなり多いです。確かに、大学には24時間開いているパソコンルーム(22号館にあります)がありますが、テスト前などは非常に混雑し、長蛇の列ができます。やはり、自宅にパソコンを所有しておくべきでしょう。高い買い物ではありますが、そこは初期投資ということで、割り切りましょう。春休みの間に是非買っておきましょう。プリンターも一緒に買っておくと便利です。
心構えとして、情報は待っていても下りてこない、ということを肝に銘じて下さい。それが大学の魅力でもあるのですが。小まめに掲示板をチェックする、ワセダネットを開く、社学のHPを見るなど、情報の漏らしがないように気をつけましょう。レポートの締め切りは掲示板に掲載されることも多いので要チェックです。
では、肝心の授業について。
社学は出席も必要なければ、二外もなく、テストも一夜漬けでOKな楽勝学部だとよく言われます。実際のところ、他学部と比べても単位取得は容易な方だと思います。
ただ、一つ考えてほしいのは、出席も必要なく、成績評価も甘いからと言ってまったく勉強をしなくていいのか、ということです。本来、大学とは出席を強要されているから、出席する、レポートを課されているからレポートを書くなど、義務付けられて、「やらされているからやる」ものではないはずです。単位を取得するために、つまりは卒業をするために、大学に通うというのはなんだか本末転倒ではないかと思います。むしろ、自ら望んで大学に来ているはずです。授業が楽勝だとか、出席が不要だとか、そんな事に本質があるのではなく、大事なのは自分なりに一生懸命取り組めたかどうかです。周りに流されず、自分なりに目的意識を持ちましょう。その意味において、社学は「自主性が求められる、大学らしい学部」だと、私は思います。
また、留学や大学院進学を考えているのでない限り、「いい成績を取る」ということ自体はそれほど大事ではありません。高校の勉強のように、テストで何点を取れればいいというものではありません。それよりも、自分なりにどう勉強したのか、その科目にどれほど取り組んだかということが重要だと思います。出席に関しても同じで、全部出席することが重要なのではありません。(もちろん全然出席しないよりはいいですが。)文系の学問というのは、授業を聞いて理解し、自分で問題演習をするというよりは、空いた時間に色々と本を読み、自分なりに考える、という作業が重要です。ですから、授業には、「それなりに真面目に出席する」ぐらいのスタンスでよいかと思います。本当につまらない授業に出るよりは、自分で本を読んでいるほうが効率的だ、と言う人もいますし、その辺は自分なりに判断しましょう。
社学は、前身が第二法学部・第二政治経済学部・第二商学部などであるせいか、法学・政治学・経済学・経営学など様々な分野の科目があります。また、他の学部は必修科目も多く、基礎科目から専門的な科目へと体系的に科目が配置されていることと思いますが、社学はそうではありません。カリキュラム改変により、やや良くはなったものの、あらゆる科目が横並びに配置されています。興味の赴くままに色々授業を取ってみたけれど、結局何を学んだのかよく分からない4年間だった、ということになりかねません。ですから、ある程度自分で学びたい分野を絞って、その分野の科目を集中的に履修していくという方法をお勧めします。そうしないと、何も体系的に学ぶことができないからです。
もう、これを学びたいということが決まっている新入生はいいですが、そうでない人は1年生のうちは、手当たり次第に興味のある科目を履修してみればよいと思います。そうすれば、だいたい興味のある分野、学んでみたいことが見えてくると思うので、2年生以降はそれを中心に履修すればよいでしょう。
もう一つ、履修に当たって推奨したいのはオープン科目の活用です。オープン教育センターの科目は本当に充実しているので、是非、講義要綱を開いてみて下さい。必ず何かあなたの関心と一致する科目があるはずです。社学の授業しか履修しないというのは、非常にもったいない話です。私も2年生、3年生の時は、いくつかオープン科目を履修しました。政治家や経営者の方のお話を聴くことができたり、グループワークをして他学部の人と飲み会をしたりとなかなか刺激的でした。ただ、注意してほしいのは、オープン科目の扱いは基礎科目(2009年度以降の入学者の扱いは分かりません)なので、卒業単位に参入できる数は限られています。ですから、オープン科目をたくさん履修しようと思うのならば、社学の基礎科目を多く履修してはいけません。テクニカルな話ですが気をつけて下さい。
持続可能な大学生活を続けるためには、メリハリを付けることも重要ではないかと思います。入学し立てのころはやる気に満ちているでしょうから、授業も部活もバイトも全力投球などと思うでしょう。しかし、初めから張り切りすぎると5月病になるので、大学生活に慣れてきてから、徐々にペースを上げていくのがよいかと思います。個人的には、半分は自分が本当に学びたい科目、そして残りの半分は所謂「楽勝科目」など、単位取得を目的とした科目で固めるというのがよいと思います。全科目を全力で取り組むというのは無理な話なので、バランスも考えましょう。
以上が、科目登録の際の注意点です。是非、講義要項をしっかり読んで、『マイルストーン』や『ワセクラ』などの授業評価情報誌も参考にしつつ、履修計画を立てましょう!
最後に。
大学生活も最終学年に差し掛かろうとしている者から一言申し上げます。大学というのはツールであり、「場」だと思います。大学があなたに何かを直接与えてくれるわけではありません。待っていれば、何か面白いものを与えてくれるようなところではないのです。でも、自ら主体的に動けば、多くの面白い事や人に出会うことができます。大学は多くの可能性を秘めた場です。大学を手段として存分に活用し、是非楽しい大学生活を送ってほしいと思います。
そして、ワンダーフォーゲル部を充実した大学生活を送るための一助としてほしいと願います。ここには、「真剣に遊べる場」があります。自然の中で、心が躍るような、わくわくするような活動を行うことができます。そして、そうした活動を支える熱き「人財」と、濃密な人間関係があります。自然の中で、いかに楽しく、リスクを軽減して、活動していくか。この部で試行錯誤していく日々には、4年間を終えたとき、必ずや大きな充実感を得られるに違いありません。
一人でも多くの新入生が、ワンダーフォーゲル部の門を叩いて下さるのを楽しみにしています。是非、気軽に新勧イベントに参加してみていださい。
参考リンク:早稲田大学 社会科学総合学術院 / 社会科学部