山スキー






 カカトがはずれるスキーを知ってますか?これを履いて、板の裏に滑り止めのシールを貼ります。

 スキーはもともと、深雪の中をすばやく移動するために作られた道具です。ある程度傾斜のゆるい雪面であれば、どこまでも歩いていくことができます。

 ゲレンデで、他の人にぶつからないように気を使いながら、誰もが滑っている斜面を繰り返して滑る。楽しいですか?「ゲレンデ」とはドイツ語で「練習場」という意味です。いつまでも練習ばかりしていても面白くないでしょ?
 ゲレンデの外に飛び出しましょう。広大な銀世界とどこまでも続く斜面があなたを待っています。

 無論、雪山へ入っていくわけですから、雪崩や滑落など冬山の危険に対する正しい知識と充分な体力、そして緊張感が必要です。しかし、これらを充分に自分のものとした者だけが入っていくことのできる、素晴らしい世界があるのです。

 山は積雪期と無積雪期で、驚くほどにその表情をすっかり変えてしまいます。夏の間は車が入り観光客で賑わった場所も、冬は道路が閉鎖されて見渡す限り動くもののない、白一色の世界へと変わります。それらの新世界へと足を踏み入れて、雪原を歩き、木々の合間を縫って斜面に自分だけのシュプールを刻んでいくのです。


頸城山塊(WWV山小屋所在地)写真